観察レポートNo.003 夢は単語では語れない

 

 一般的な人:「将来、何になりたいの?」

 来夢人  :「どんなことがしたいの?」

 

子供に夢を問うときの定番フレーズは、「何になりたいの?」である。

来夢人は、このような聞き方をしない。

「何」と問われると、聞かれた側は単語で答えるしかなくなる。

だが、来夢人は、人生の目的地という意味での夢は

単語では表せないということを知っている。

だから、「どんなことがしたいの?」と問う。

 

この問い方には、来夢人自身が夢について抱いている想いが現れている。

彼らは、自分の夢を常に文章で考えている。

夢を単語で答えると、それは職業名になってしまいがちだ。

夢は職業のことではない。

その先にある「具体的に漠然としたもの」を指すのだ。

 

ここを間違えると、その職業なった後、何をして良いかわからなくなる。

「ミュージシャンになりたい」は、目的地ではなく寄港地だ。

本当の目的地、つまり夢は、

「今まで聴いてきた様々なジャンルの音楽を、

自分なりに現代風にアレンジすることで、

聴いている人により音楽の幅広さを知ってもらいたい」

である。

だから、来夢人は航路を逆行して考えるのだ。

 

このように具体的に漠然とした文章として捉えていると、

言葉の定義や世の中の目線などによって

夢がブレることがないまま進むことができる。

どこを通っても、目的地は変わらない。

 

来夢人は、その心構えをもった上で、

ちょっとした問い方の工夫によって、

子供たちにもその捉え方を提案しているのだ。

「将来」を入れないのも、粋なポイントだ。

 

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