観察レポートNo.012 大人の逃げ道

 

 一般的な人:「世の中、甘くない」

 来夢人  :(該当する言葉なし)

 

期末テスト初日、高校のクラスで必ずと言っていいほど聞く会話がある。

 

A君「勉強した?」、

B君「いや~、時間がなくて、全然勉強できなかったよ。」

 

多くの場合、B君は本当はそこそこ勉強している。

それでも彼は、テストでいい成績をとる自信がないから、

あらかじめ逃げ道を用意したのだ。

点数が悪くても、「やっぱり、勉強時間が足りなかったからなぁ」と、

伏線を解消すればいいだけ。

そうすれば、能力を低く評価されずに済むと思っているのだ。

 

セルフ・ハンディキャッピングと呼ばれるこの行動は、

学生に限らず、大人もしょっちゅう行っている。

「世の中そんなに甘くないんだよ」という人が、まさにそうだ。

自分の能力が世の中に勝る自信がないから、

もしくは能力を補うだけの努力ができないから、

うまくいかないことを最初から世の中のせいにしてみる。

 

たちの悪いことに、これは目下の人への教訓めいた言葉になっている。

人生経験を積んだ先輩が、うまくいかなかった過去を振り返って語る、

あたかも重みのある諭しの言葉のように。

そういう場合もなくはないだろうが、僕は信じないぞ。

口を開けばすぐに「世の中甘くない」などと言う人は、

たいてい、本当にうまくいかない。

そして言う。

「ほらね、甘くないでしょ」と。

 

自分に自信を持っている来夢人は、わざわざ逃げ道なんて用意しない。

うまくいかなかったら、「チクショー」と一瞬乱れて、次は成功させる。

やりたいことを語ったときに大人から「世の中甘くない」と言われたら、

「そりゃ、あんたに能力がないからだろう!」と言ってやればいい。

実際には言わずとも、心の中でそう思っておけばいい。

 

今の世の中で、今の自分の能力で、

100努力した内の10しかカタチにならないのなら、

来夢人は1000努力する。

そんな彼らを観察していると、

「世の中甘くない」なんていう言い訳は、

とてもじゃないが恥ずかしくて使えない。

 

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