観察レポートNo.017 人間だもの

 

 一般的な人: 失敗してもすぐに他の方法を考える

 来夢人  : 失敗したらまずしっかり落ち込む

 

やっぱり人間なのだから、心を動かしてなんぼだ。

良い方向にも、悪い方向にも。

落ち込むことで、気持ちをリセットできることもある。

落ち込むのにもエネルギーがいる。

そのエネルギーを、次のチャレンジへの原動力に変えることもできる。

来夢人は、どうやらこれが上手な人らしい。

 

落ち込むことなく瞬時に頭を切り替えられたら楽だろう。

ただ、それで心の成長があるかというと、疑問だ。

来夢人は、別に失敗を好んでいるわけではない。

失敗しなければ、それは素晴らしいこと。

だが、もし失敗した場合は、このときとばかりに落ち込んでみる。

それによって、なぜかエネルギーが低下するのではなく、

さらなるやる気をもって復活して来るのだから、彼らはおもしろい。

 

来夢人でない人は、落ち込むことが嫌いだからなのか、

他人が落ち込んでいると励まそうとする。

良かれと思って、「後で思い出したら、笑い話さ」なんて言ってみる。

励ましは、ときに人を傷つける言葉となる。

その人は、そのときに感じている辛さを受け止めてほしいのだ。

後々復活できることなんて、本人も内心わかっている。

ただ聞いてほしいから、愚痴を言っているのだ。

辛さに同調してしまったら、

傷口に塩を塗るようなものだと思うかもしれない。

だが、その方が、かえってスッキリすることもある。

 

「ヒーリング」という言葉は、

「癒し」や「ポジティブ」といったイメージとセットになりがちだ。

しかし、我々は人間。

心はバランスで成り立っている。

片側だけ育まれていてもギクシャクしてしまうかもしれない。

ネガティブな方向への心の動きもあるからこそ、

人間としての深みが出るのだ。

両側に大きく心が動くことこそ本当のヒーリングなのだと、

来夢人を観察する中で学んだ。

 

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